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歯周病(腫れた、グラグラする)
歯周病を引き起こす細菌を減らす治療
歯周病は「歯周病菌」と呼ばれる細菌が歯周ポケットに感染することで起こる病気です。
そのため治す方法は一つです。
その細菌を排除することです。
ただ、それが難しく、歯周病の再発や悪化を起こしてしまいます。歯周病がなかなか治らないのは、その細菌に対するアプローチが足りないからです。
一見腫れがなくなって治ったように見えたとしても、すぐに「再発」してしまいます。
当院が取り組んでいる原因療法は、歯周病の原因菌を排除することにフォーカスした治療です。
CTや位相差顕微鏡の活用
ここをしっかり行わないと、治療の方向性がずれしまい、良くなるものも良くなりません。
当院ではまず、「CT検査」により骨の状態の把握と「位相差顕微鏡」により口腔内の細菌について見ていただき、治療へのモチベーションを上げつつ、治療を行なっていきます。
CT検査
X線というとレントゲンを思い浮かべる方も多いと思いますが、CTとレントゲンとではその機能は全く異なります。
レントゲンが二次元(平面)の撮影しかできないのに対して、CTは三次元(立体的)での撮影が可能なため、レントゲンでは見えないものも映し出すことができます。
例えば、神経や血管の走行、骨の厚みや硬さなどがそうです。
歯周病は歯を支えるための骨を溶かしてしまう病気です。
CT検査では骨のすり減り具合から歯周病の進行度合を調べ、その結果を基に治療計画を立てていきます。
ペリオフローによる歯周病治療
本来歯石を取るときは超音波を使ったり、手用の器具を使って行うのが一般的ですが、当院では最新のEMS社のペリオフロー を使う事で、痛みなく、超音波の独特の振動も全くない中で歯石を除去する事が可能です。
「ペリオフロー」は、手用器具では届かない、歯周ポケットの中のプラークまで除去できる機材であり、歯周病の再発防止や予防に最適です。歯周病が進行した方は、ペリオフローでのメインテナンスをお勧めします。
気になる方はお気軽にご相談ください。
歯周病の影響
歯周病はお口の中だけではなく、全身疾患との関連性もあるんです。 関連性が報告されているものとして次のものがあります。- 糖尿病
- 心筋梗塞
- 肺炎
- 動脈硬化
- 早産
- 低体重出産
- 脳卒中
糖尿病との関連
重度の歯周病の場合、軽度の人に比べ2年後に糖尿病が悪化している率が5倍高くなります。心臓病との関連
歯周病菌の作りだす物質が血液中に流れ動脈硬化を起こすのではないかと考えられており、心筋梗塞や狭心症を引き起こす原因となります。 健康な人に比べ心臓病発症の危険率が2.8倍といわれています。早産・低体重児との関連
低体重児を出産した母親の方が歯周病菌に感染していたという報告があります。 また、妊娠中の歯周病をそのままにしておくと早産の確率が高まります。他にも「肺炎」「脳卒中」などとの関連性が指摘されています。
研究が進み、今や歯周病は、お口の中だけの病気ではないというのが専門家の共通認識です。「歯周病=歯を失う」という認識ではなく「歯周病=命にかかわる場合もある」という認識の転換が必要です。
初診「個別」相談へのご案内
当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。